7. メッセージ一覧
⚠ ポップアップアラート(警告画面)の発生条件と対処法
EAの適用時や設定変更の際にアラートが表示された場合、システムはリスク回避のため動作を強制停止(待機状態)しています。以下の項目を確認し、適宜パラメータを修正してください(※「5. 稼働中の警告」のみ例外的に動作を継続します)。
1. 🔑 認証エラー(Slave EA専用)
- 表示例:「認証エラー:パスワードが正しくありません」等
- 原因:パスワードの誤入力、または口座番号とパスワードの不一致です。パスワードは指定口座ごとに発行されるため、他口座のものは利用できません。
- 対策:発行されたパスワードが正確に入力されているか再確認してください。デモ口座の場合は空欄で問題ありません。
2. 🚫 二重起動エラー(Master / Slave 共通)
- 表示例:「同じ口座番号のMaster EAが既に別のチャートで起動しています!」等
- 原因:単一のターミナル内で、EAを複数のチャートに同時に適用しています。意図しない多重発注や通信の混信を防ぐための保護機能です。
- 対策:EAを稼働させるチャートは各ターミナルにつき1枚のみに絞り、不要なチャートからEAを削除してください(※Slaveで複数起動する場合はマジックナンバーを重複させないでください)。
3. 🔄 無限ループ防止エラー(Slave EA専用)
- 表示例:「設定エラー:マスター口座に自分自身の口座番号が指定されています」
- 原因:Slave側の設定に、そのターミナル自身の口座番号が入力されています。自分の注文を自分でコピーし続けるループ状態を回避するための安全策です。
- 対策:「マスター口座番号」欄には、必ず送信元(Master側)の口座番号を正確に入力してください。
4. ⚙ パラメータ設定の不備(Slave EA専用)
誤動作の原因となる設定が入力されると、アラートで詳細を通知し、ステータスが「停止[〇〇エラー]」となります。
- 時間設定エラー:タイムフィルターの書式が不正です。半角の数字・コロン・ハイフン・カンマのみを使用し、範囲指定(例:
9:00-17:00)または数字単体で入力してください。 - 損益リセット設定エラー:全角文字の混入や書式ミスが考えられます。必ず半角で
8や09:30のように指定してください。 - 通貨ペア変換エラー(MT4):全角カンマの使用や区切りミスを確認してください。「Master銘柄,Slave銘柄」の形式で半角入力が必須です。
- 数値エラー:損失上限やロット数にマイナス値、または計算不能な異常値が設定されています。
- 機能設定エラー:トレールや建値移動のpips指定、またはスリッページ等に無効な数値(負の値など)が入力されています。
5. 🔔 稼働中の警告アラート(Slave EA専用・動作継続)
運用中にトラブルが継続した場合に通知されます。EAはリトライを自動で行いますので、状況に応じた対処をお願いします。
- SL/TP連続失敗:証券会社側でSL/TPの変更が10回連続で拒否されています。ストップレベル規制や相場の急変を確認してください。
- 日次上限後の決済失敗:目標利益や損失上限に達した後の全決済が拒否されています。解消しない場合は手動での決済を推奨します。
- 注文フィルポリシー誤り(MT5):指定の執行方式がブローカーに拒否され、新規コピーが停止しています。設定を自動判定等に変更し、EAを再起動してください。
🟢 Master(送信側)EAのログ一覧
マスターEAが出力する主なログは以下の通りです。先頭に [Master] と表示されます。
マスターEAが正常に起動し、通信の準備が完了しました。
PCの強制終了などで前回の終了処理が正しく行われなかった場合に、システムが自動復旧したことを示します。
MT4特有の分割決済を追跡するため、前回の稼働データを正常に読み込みました。
マスター側のMT4/MT5の処理が一時的に止まっていたことを示す事後記録です。同じMT4/MT5に同居している他の重いEA・インジケーターや、VPS(PC)の高負荷が主な原因です。頻発する場合は、マスターのMT4/MT5には他のEAを同居させず、VPSの性能・稼働状況を確認してください。
同じMT4/MT5の中で、マスターEAを2つのチャートに同時に入れた場合に発生します。誤作動を防ぐため、EAは自動停止します。
PC(VPS)のメモリ不足やOSのエラーにより、送信用の通信網(共有メモリ)が作成できませんでした。パネルの稼働状況にも「通信エラー」と表示されます。MT4/MT5を再起動し、改善しない場合はWindows(VPS)自体を再起動してください。
🔵 Slave(受信側)EAのログ一覧
スレーブEAが出力する主なログは以下の通りです。先頭に [Slave] と表示されます。
【INFO】正常な起動・注文・決済の報告
マスター側EAの通信を正常に検知し、コピー待機状態に入りました。
EAの再起動時に、前回稼働時のコピー対応表(マスターとスレーブのチケット紐付け情報)を正常に読み込みました。
デモ口座での稼働のため、パスワード認証を省略しました。
マスターのエントリーを検知し、スレーブ口座での注文が正常に完了しました。
マスターの決済を検知し、スレーブ口座での決済が正常に完了しました。
マスターが行った部分決済(分割決済)に正常に追従しました。
マスターの損切り(SL)や利食い(TP)の変更を検知し、スレーブ側も値を同期しました。
損切り・利確ラインが正常に設定されました。
ブレークイーブンまたはトレール機能により、ストップロスが正常に引き上げられました。
一時的に失敗していたSL/TP操作が、自動リトライにより成功しました。
マスターのSL/TPをコピーする際、現在価格がすでに指定範囲を超えていたため、安全のため成行で決済しました。
設定したSL/TP相当の価格を現在価格が超過したため、成行で決済を完了しました。
設定された「1日の目標利益」に到達したため、全ポジションを決済して本日の稼働を終了しました。
マスター口座がノーポジションになったため、紐付けが失われて取り残されていたポジションを自動決済しました。
【WARN】コピー見送りなどの警告
「タイムフィルター(曜日別稼働時間)」で設定した時間外にマスターがエントリーしたため、発注を見送りました。
「有利な価格でのみエントリーする」機能が有効なため、指定した有利な価格まで現在値が到達するのを待機しています。
マスターのエントリー価格から「許容スリップ」以上に不利な方向へ価格がズレていたため、発注を見送りました。
マスターの注文を「注文有効期限(秒)」を過ぎて受信したため、発注を見送りました。頻発する場合はコピーの遅延が根本原因のことが多いため、「送信停止」「途絶」系のログもあわせて確認してください。
マスターのロット数が、フィルター設定で指定した上限(または下限)に引っかかったため、発注を見送りました。
「コピー対象」フィルター(通貨ペア指定またはマジックナンバー指定)に合致しないマスターの注文のため、発注を見送りました。設定通りであれば異常ではありません。
マスターの通貨ペアに対応する銘柄が、スレーブ側の証券会社で見つかりませんでした。「通貨ペア変換」の設定を確認してください。
スレーブ側の証券会社が休み(取引時間外)のため、注文が弾かれました。
マスターからのデータ更新が3秒以上止まったため、安全のためコピーを一時停止しました(パネルは「マスター応答なし」になります)。マスターEAの停止、マスター側MT4/MT5の終了・フリーズ・高負荷が考えられます。
EA起動時に、紐付け情報(データベース)に載っていない自分のポジションを検知しました。該当ポジションはマスターの決済に追従しませんので、ご自身で決済いただくか、マスターがノーポジションになった時の自動決済(「決済のコピー:する」設定時)をお待ちください。
マスターの通信網がまだ見つからず、接続を待っている状態です(このログのみ先頭が [SharedMemory] と表示されます)。マスターEAが起動しているか、「マスター口座番号」が正しいかを確認してください。
【ERROR】証拠金不足や致命的なエラー
スレーブ側の口座資金(証拠金)が足りず、注文が行えませんでした。ロット倍率を下げるか、資金を追加してください。
証券会社側から何らかの理由で注文が拒否されました。エラー番号を添えて販売者にお問い合わせください。
注文方式(フィルポリシー)の設定が証券会社に拒否されました。設定を確認のうえ、EAをチャートに入れ直してください。
MT4/MT5上部の「自動売買ボタン」がオフになっているか、EA設定の「自動売買を許可する」のチェックが外れています。
コピーの紐付け情報をファイルに保存できませんでした。VPSのディスク残量と書き込み権限をご確認ください。
【DEBUG】通常は気にしなくて良い内部処理
DEBUGログは、パラメータ「ログ出力レベル」を「すべて出力(開発・テスト用)」に変更した場合のみ表示されます。
損益リセット時刻をまたいだため、日次の利益・損失の計算をゼロにリセットしました。
マスター側で極めて小さなロットの分割決済が行われましたが、スレーブ側の証券会社が許可する最小ロット(例: 0.01)を下回ったため、決済を保留しました。
📊 パネルの「稼働状況」一覧と対策
チャート画面に表示される情報パネルの「稼働状況」には、現在のEAのリアルタイムな状態が表示されます。「正常稼働中」以外になっている場合は、以下のリストを参考に状態を確認してください。
※ 文字色でも状態が分かります。正常・待機系=白、「日次目標利益に到達」=水色、それ以外の停止・エラー系=赤で表示されます。
🟢 Master(送信側)EAのステータス
| 表示 | 状態・原因と対策 |
|---|---|
| 正常稼働中 | 送信準備が完全に整い、いつでもスレーブにデータを送れる状態です。 |
| 通信エラー | 原因:PC(VPS)のメモリ不足やOSのシステムエラーにより、送信用の通信網(共有メモリ)が作成できませんでした。 対策:MT4/MT5を再起動するか、改善しない場合はVPS(Windows)自体を再起動してメモリをクリアしてください。 |
🔵 Slave(受信側)EAのステータス
1. 正常・待機状態(問題ありません)
| 表示 | 状態 |
|---|---|
| 正常稼働中 | マスターからのシグナルを受信し、いつでも発注できる待機状態です。 |
| 稼働時間外 (待機中) | タイムフィルターで設定した時間外のため、新規エントリーを停止して待機しています。設定した時間になれば自動で「正常稼働中」に切り替わります(※「保有通貨ペアの追加エントリー許可」を有効にしている場合は、保有中の通貨ペアへの追加エントリーと決済のコピーは時間外でも継続されます)。 |
| データ受信待ち… | マスターの通信網には接続できましたが、まだ初回のデータが送られてきていない状態です。通常、起動直後に一瞬だけ表示され、すぐに正常稼働に切り替わります。 |
2. 目標到達による停止(設定通りの正常な動作です)
| 表示 | 状態 |
|---|---|
| 日次目標利益に到達 (本日は停止) | 本日の合計損益が設定した「目標利益」に到達したため、全決済を行い本日の稼働を終了した状態です(文字は水色)。指定した損益リセット時刻になると自動で再稼働します。 |
| 日次損失上限に到達 (本日は停止) | 本日の合計損益が設定した「許容損失」に到達したため、これ以上の損失を防ぐために全決済を行い、本日の稼働を終了した状態です。指定した損益リセット時刻になると自動で再稼働します。 |
3. エラーによる停止(ユーザー側の確認が必要です)
| 表示 | 原因と対策 |
|---|---|
| 未接続 (マスター待機中) | 原因:指定された「マスター口座番号」の通信網が見つかりません。 対策:マスター側のEAが正常に起動しているか、Slave側に入力した「マスター口座番号」が間違っていないか確認してください。 |
| マスター応答なし | 原因:一度は通信できていましたが、マスターからのデータ更新が3秒以上止まった状態です。 対策:一時的な負荷であれば復帰すると自動でコピーを再開します。復帰しない場合は、マスターEAの再セットや、マスター側MT4/MT5の再起動を行ってください。 |
| 自動売買が許可されていません | 対策:MT4/MT5上部の「自動売買ボタン」をON(緑色または再生マーク)にしてください。また、チャートで右クリック →「エキスパートアドバイザ」→「プロパティ」を開き、「自動売買を許可する」のチェックが入っているか確認してください。 |
| 停止 [各種エラー] | 時間設定/口座番号/パラメータ/ロット設定/トレール設定/建値移動設定/スリッページ/書式 の各エラー。パラメータの入力内容に誤りがあり、安全のため強制停止しています。表示されるエラー名でどの設定に誤りがあるかが分かります。 |
| 注文ポリシー設定エラー(MT5のみ) | 原因:「注文執行方式(フィルポリシー)」がブローカーに拒否され、注文が弾かれています。 対策:「注文執行方式」を自動判定(推奨)または別の方式に変更し、EAをチャートに入れ直してください。 |
※ デモ口座で稼働している場合は、パネル下部に「(デモ口座にて稼働中)」と表示されます(デモ口座では認証パスワードは不要です)。